糖質中毒

2022-01-23

糖質中毒2022年1月20日に文春新書として「糖質中毒~痩せられない本当の理由」が出版されました。
著者は、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで糖尿病合併症の原因であるAGEの研究を行なってきた牧田善二先生です。

著者によれば、肥満になる原因はカロリーではなく「糖質」。食べる量を減らしたり激しい運動をしたりするだけでは効果がないのはそのためで、本当に効果的なのは「糖質」とは何かを理解し、適切な摂取をこころがけることだといっています。
でも現代社会は甘い清涼飲料水やスナック菓子などそこら中に糖質が溢れており、気をつけないと糖質を摂りすぎてしまいます。

新書のはじめには次のように書いてありました。
「糖質とは、砂糖など甘いものだけを指すのではありません。肥満者をつくり上げている糖質の大半は、ご飯、パン、麺類などの炭水化物です。
実際に、肥満者のほとんどはご飯や麺類が大好きです。とはいえ、彼らがそれを太るまで食べてしまうのは、単に食い意地が張っているからではなく、食べずにいられない脳になっているからです。
健康診断では、「メタボ」には厳しい目が向けられます。日本人男性は30代から太り始め、中高年になると多くがメタボの指摘を受けますから、もしかしたらあなたも医者から「体重を落としてください」と指導を受けている一人かも知れません。
でも、いくら言われても簡単には減らせず、それどころか年々増えていっているのではないでしょうか。
どうして、痩せることはそれほど難しいのでしょう。あなたの意志が弱いから?

 違います。あなたが痩せられないとしたら、それは糖質中毒だからです。中毒を治さない限り、本質的な肥満解消など無理なのです。
私は40年間にわたり、糖尿病専門医として医療の現場に立ち続け、のべ20万人以上の患者さんを診てきました。
そして誰よりも糖質に詳しい医師となりました。そんな私が、最初に明言しておきます。
糖質は、あなたが考えているよりも遥かに恐るべき物質です。糖尿病に縁のない健康な人でも、簡単に糖質中毒になります。そして、それによって太ることはもちろん、知らぬ間に健康を著しく害します」。


糖質中毒

配信 Willmake143

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