3月, 2012年
歯の美白ケア〜最新テクニック〜
日経ヘルス2012年3月号に“歯の美白ケア”が特集されました。
歯の美白は、自宅でできるデイリーケアと、プロの手を借りるプロフェショナルケアの大きく2つに分かれます。デイリーケア用の商品としては、美白 効果や汚れを効果的に落とす歯磨き剤や洗口剤などが紹介されています。
更に理想の白さに近づけたい人には、
1、オフィスホワイトニング
2、ホワイトニング
3、ラミネートベニア
4、オールセラミック
の4つのプロフェッショナルケアが紹介されていました。
それぞれ掛かる費用や期間もさまざまですが、クリニックを選ぶポイントとして、
1.ホワイトニングの施術とプロセスを明らかにしてくれる。
2.料金と期間の目安を提示できる。
3.歯の美容と矯正について方針を説明してくれる。
の3つを挙げています。
また、妊娠中の人、代謝異常の疾患がある人、歯の色がもともと黒ずんでいる人は、ホワイトニングを避けるようにとも書かれてありました。
配信 Willmake143
副鼻腔炎、奥歯を抜いて治療!?
2012年3月号の゛暮らしと健康″で、3年前に副鼻腔炎で奥歯を抜歯して鼻腔を広げる手術をした患者さんからの相談が紹介されていました。今 年の夏に副鼻腔炎が再発し、今回も奥歯を抜歯して治療すると担当医から言われたそうですが、健康な歯を抜くのに抵抗があるとの相談です。
副鼻腔炎の原因の10%ぐらいは、歯が原因の「歯性上顎洞炎」です。治療は抗生物質を用いることから始めますが、原則的には歯を抜歯する必要があ ります。抜歯後、生理食塩水で洗浄し、改善が見られない場合は、内視鏡下副鼻腔手術(ESS)をして、鼻内から上顎洞の自然口を拡大開窓します。
川崎医科大学付属病院の原田保教授は、再発しないためには虫歯や歯槽膿漏にならないように口腔ケアが不可欠であると述べていました。
配信 Willmake143
歯ぐき下がりは、8.7歳も老けて見られる
2012年2月2日の産経新聞に歯ぐき下がると、実年齢よりも老けて見られるという調査結果が掲載されました。
小林製薬が昨年9月に30代〜60代の女性約400名を対象に行った調査によると、歯ぐきが下がっている女性の見た目年齢は、歯ぐきの下がってい ない人に比べると8,7歳老けて見えるという結果が出たそうです。
以前に比べ歯ぐきが下がってきたと感じている女性は、48.8%で約半数をしめている一方で、歯や歯ぐきのアンチエイジングを実行しているのは、 わずか20.2%と少数派でした。
日本歯科大の沼部幸博教授は、「歯ぐき下がりの原因の多くは歯周病で、歯ぐきの下や歯の周りの骨が溶けているからです。」と述べており、炎症があ る時は毛が柔かい歯ブラシを選び、歯垢を効果的に取り除くことが大切だと助言しています。
配信 Willmake143
虫歯菌に感染すると・・・大腸炎リスク4倍
2012年3月27日の日経新聞に、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種に感染すると、潰瘍性大腸炎にかかるリスクが4倍以上になること を大阪大などのチームが突き止めたという記事が掲載されました。
潰瘍性大腸炎は、腹痛や腸内出血をくりかえす病気で、厚生労働省から特定疾患の認定を受けています。
調査結果では、潰瘍性大腸炎98人中58人がミュータンス菌に感染しており、発症リスクは健康な人の4.55倍になったそうです。
大阪大の和田孝一郎准教授は、「潰瘍性大腸炎の原因の1つが分かったので治療法の開発につながるかもしれない。一部の患者では口を清潔に保てば症 状が改善する可能性もある」と述べています。
配信 Willmake143
脳のジョギング
週刊ポスト2012年4月13日号のコラム「ボケない道」の中で、順天堂大学の加齢制御医学講座教授の白澤卓二先生が、高齢者はガムを噛むと記 憶力がアップするという研究を紹介していました。
チューインガムを噛むと交感神経が活性化し、顎運動にかかわる脳の部分だけでなく、高次機能をつかさどる脳の部位も活性化することが解析されたそ うです。
高齢期になると周囲の刺激を感知する力が低下するが、咀嚼はそれを補い、錆び付いた神経回路を活性化する「脳のジョギング」のようなものであると 書かれていました。
配信 Willmake143