9月, 2015年
幸せと健康を左右する5つのホルモン
婦人画報2015年10月号が、“幸せ”と“健康”を左右する5つのホルモンを紹介していました。
体内に100種類以上あるホルモンの中から、婦人画報の読者世代が特に意識して生活すべきホルモンとして、ベスト5を選んでいます。ベスト5選び には、ホルモン研究の第一人者で慶應義塾大学医学部の伊藤裕教授が協力しています。
ホルモンは多かれ少なかれ、脳の支配を受けているので、心身ともにリラックスしているときほどたくさん分泌されるそうです。
何をするか、よりも “楽しい” と感じながら行うことが大切だと伊藤教授は語っていました。もっとホルモンのことが知りたい方には朝日新書の「なんでもホルモン」(伊藤裕著)がおすすめ です。
配信 Willmake143
老化と病気を防ぐ 歯口力
NHKのテレビテキスト ためしてガッテンの2015年秋号が、歯や口の持つ底力を「歯口力」として総力特集していました。口や歯の衰えが、全身の病気や老化につながるので、「歯 口力」を高めて健康寿命を延ばすための特集内容です。
2015年9月1日付の朝日新聞も“元気な老後 歯のケアから”という記事を載せていました。
歯を失うことが要介護になるリスクを高めることを右記のような流れで説明しています。
お口のケアを続けることが元気な老後につながります。
配信 Willmake143
脳疲労 解消法
2015年9月20日号のサンデー毎日に、脳疲労 解消法の記事が載っていました。
体が疲れた 「身体疲労」 に対して 「脳疲労」 は、脳が疲れた状態のことです。
脳疲労研究の第一人者で九州大学名誉教授の藤野武彦医師によれば、ダイエットの失敗には、脳疲労が関わっているそうです。藤野医師は、カロリー制 限したときの脳内を、家族の関係にたとえて、こう話しています。
「外からの情報(ストレス)を処理する父親役の大脳新皮質が、やせるために “カロリーを減らすように” と子供の間脳(食欲中枢や自律神経中枢がある)に指示します。
母親の大脳旧皮質(本能をつかさどる)は “食べたい” と思いつつ我慢。しかし、それを長く続ければ、耐えていた母親(大脳旧皮質)は反発し、子供に食べなさいと指示を出す。父親と母親から違った指示がくると 間脳は混乱してしまう」。
この混乱は、例えば、味覚が鈍くなり普段より多い量でないと甘さを感じないとか、満腹・空腹中枢のバランスが崩れたりして 「食べ過ぎ」 という形で現れるということです。記事には藤野医師が提唱する脳疲労解消法の3原則が紹介されていました。
パナソニック、脳疲労度チェックと入力して検索すると、パナソニックのサイトで藤野先生が監修した脳疲労度チェックができます。試してみてくださ い。
http://panasonic.jp/health/library/kenko_check/10/check.html
配信 Willmake143
老後破産
年金生活者が些細なきっかけで陥る老後破産。平均的な年金支給、自宅を所有、ある程度の預貯金・・・それでも防げない老後破産を、去年9月に NHKスペシャルが 「老人漂流社会〜老後破産の現実〜」 と題して放送しました。
その放送内容が、2015年7月に書籍化されました。本の副題は、長寿という悪夢 です。
厚生労働省は、2015年7月30日に、2014年における日本人の平均寿命が、男性で80.50歳、女性で86.83歳であることを発表しまし たが、これだけの長寿な生活を公的年金で支えることができるかどうかが問題となっています。
政府が2014年に実施した公的年金の財政検証では、年金制度は 「100年安心」 で、公的年金の給付による所得代替率(年金受取額を現役時代の平均年収と比較した水準)を50%に維持するとうたっています。
しかし、これは現在の多様な雇用形態に合致していないと、多くの専門家が批判していて、ニッセイ基礎研究所の中嶋邦夫氏も 「30年後の年金受給額は、今より実質2〜3割減る」 だろうと日経ビジネス2015年9月14日号で述べていました。
また同誌は、住宅ローンの早目の完済と年月をかけて継続的に投資する資産運用が老後のマネープランにおいて大切だというファイナンシャルプラン ナーの話も紹介していました。
長寿を悪夢にしないために、できるだけ長く働ける、健康づくりが、最強・最善の策と思われます。
配信 Willmake143