7月, 2012年
健康寿命
「寝たきりにならないための健康寿命の延ばし方」という本がKKベストセラーズ社から2012年6月に出版されました。
著者は、奈良県立医科大学出身で大阪府富田林市で整形外科医院を開業している宮田重樹さんです。
健康寿命とは、日常的に介護を必要とせず、自立した生活が営める生存期間のことですが、平均寿命と健康寿命の差は男性で9.13年、女性で 12.68年もあります。
これは自立した生活を失い、介護を要する期間がそれだけあるということです。健康寿命をできるだけ延ばし、平均寿命との差を縮めることが大切なの です。
口腔ケアをしっかりすれば健康寿命が延びることをデイサービスセンターも開設している整形外科の先生が書いていることが注目に値します。
配信 Willmake143
口腔リハビリ
2012年7月30日の読売新聞の医療ルネサンス欄に食べる力を回復する「口腔リハビリ」が注目されていると書かれていました。
合わない入れ歯が原因で、言葉を失い、真っすぐ座ることもできなくなって、寝たきりになる危機にあった90歳代の女性が、入れ歯を調整し、飲み込 みに必要な筋肉を鍛えたところ、今では冗談のやり取りもできるほど回復して表情も生き生きしてきたそうです。
もう元気を取り戻せないとあきらめていた女性が入居している老人ホームの施設長は、現在、施設の利用者すべてに口腔リハビリを実施していると語っ ています。
東京都健康長寿医療センター専門副部長の平野浩彦さんは「感覚の神経が集中する口内を刺激することで、脳神経の活性化につながる可能性がある」と 分析しています。
配信 Willmake143
噛むだけダイエット
「一生太らない体をつくる噛むだけダイエット」という本が、東京書店から2012年7月に出版されました。
著者は、名古屋大学医学部出身で内科医の渡辺信幸さんです。
沖縄県那覇市のクリニックの生活習慣病外来で患者さんの体調を改善するためのダイエット指導をされています。
しかし、標準的なダイエット法である食事制限(摂取カロリーを抑え、蛋白質と脂肪分を控えながら野菜を多く取る)と運動を組合せた方法は、結果が 出にくいので採用されていません。
このクリニックで患者さんに、ダイエット法として実践してもらっていることは、「よく噛んで食べる」ことと「毎日、体重を測る」ことの2つだけだ そうです。
たった2つの基本ルールで、減量と血糖値などの改善例が紹介されています。
配信 Willmake143
口元から若返る
日経ヘルス2012年8月号に、老けた印象を作ってしまう「ほうれい線」を薄くする6つの若顔エクササイズが紹介されています。
※ 口角を上げる “フルスマイルトレーニング”
※ ほおの筋肉をストレッチする “歯ブラシエクササイズ”
※ 顔の筋肉を満遍なく鍛える “うがいエクササイズ”
※ たるみを予防する “ひぃふぅみぃエクササイズ”
※ 1日のたるみをリセットする “サンドイッチマッサージ”
※ 噛む筋肉をしっかり使う “そしゃくエクササイズ”
の6つです。
また日経ヘルスプルミエ2012年夏号には、口元から若返る歯の悩み解決法が特集されています。
ホワイトニング、歯周病、知覚過敏、口臭、インプラント、歯科矯正についての情報が載っていて、健やかでエイジングを感じさせない歯を取り戻すの に参考になります。
配信 Willmake143
不老長美の土台づくり
女性誌HERSの2012年7月号に、舌の老化についての対談記事が載っていました。
“立て板に水”のごとき早口で有名な女優兼司会者の最近の話し方を聞いていて、「おや?」と思ったことありませんか?
舌というのは筋肉のかたまりなので、足腰と同様に、年齢の影響が出やすいパーツだと鶴見大学附属病院の斉藤一郎院長が対談の中で語っています。舌 の筋肉が年齢とともに低下すると、いろいろな症状やトラブルが出てくるだけでなく、二重あごになったり、口角が下がったり、ほうれい線が深くなっ たりなどの美容面でも気になることが出てくるそうです。舌の状態は健康のバロメーターでもあるので舌の老化度チェックをすすめています。