LOH症候群

2021-11-12

LOH症候群コロナ禍により、体重が増えた、食事量が増えた、という人が増えました。
運動不足から体重が増加したうえに、食事の量が増え、このままでは生活習慣病の恐れがあると医者から警鐘を鳴らされた人もいるでしょう。
  ●どうしてうつになるのか?
  ●どうして在宅勤務で食事の量が増えたのでしょうか?
そのカギとなるのがテストステロンです。
このテストステロンの急減で起こるLOH症候群について解説した新書が2021年11月10日にKADOKAWAから出版されました。
著者は順天堂大学大学院の堀江重郎教授です。


LOH症候群「ハツラツとした男性」に好感を持つ人は男女問わず多いと思います。どういう要素が「ハツラツさ」という印象をもたらすのは、まず元気で、エネルギッシュであること。
さらに自分の意見をしっかり出せる、公平公正である、他の人を思いやる、実行力がある、常に積極的に行動する、といったことです。

実はこの「ハツラツさ」にはホルモンが深くかかわっています。
そのホルモンとはずばり、テストステロン。いくつかある男性ホルモンの中でもメインとなるものです。

最近の研究から、テストステロンは心身の健康やメンタル面にも大きな影響を与えることがわかってきました。
健康を保つのに欠かせないことに加え、テストステロンは社会で活動するうえでも重要なホルモンなのです。
女性は閉経すると女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンが大幅に減り、心身にさまざまな不調が起きてきます。いわゆる、更年期障害です。


LOH症候群男性も同じようにテストステロンが急激に減ることで、心身に深刻な症状が起こるようになります。
これがいわゆる男性更年期障害、医学的には「LOH症候群」と呼ばれる病気です。
日本語では「加齢男性性腺機能低下症候群」と訳されます。

女性の更年期障害は閉経を迎える50代前後に起こりますが、男性更年期障害であるLOH症候群は、30代以降の男性なら誰にでも起こる可能性があります。
LOH症候群になると、まず「ハツラツさ」が失われます。やる気がない、不誠実、ずるい、不親切、内向きといった性格になります。
さらに疲れやすい、昼間に眠い、他人の目が気になったり、他人の批評に心が折れてしまったりすることも多くなります。

この本で、LOH症候群にならないための方法やLOH症候群の最新治療が紹介されています。

配信 Willmake143

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