いつもの薬が危ない? “多剤服用” の危険性

2018-12-07

いつもの薬が危ない? “多剤服用” の危険性
いつもの薬が危ない? “多剤服用” の危険性平日の朝に放送されているNHKの情報番組あさイチが2018年11月29日に、多剤服用の危険性をとり上げていました。
高血圧や認知症の治療薬、睡眠薬など高齢者には身近な薬がたくさんあります。
国の調査では、75歳以上のおよそ3人に1人が6種類以上の薬を飲んでいると言います。
服用する薬の種類が増えれば増えるほど、ふらつきによる転倒骨折や、認知機能の低下、暴力行動など、健康被害が出る可能性が高くなるそうです。
番組では、健康被害の実態を紹介するとともに、専門家をスタジオに招き、対策を聞いていました。
※自己判断で薬を中止することは危険なので絶対にやめて下さい。必ず医師に相談するようにしてください。

高齢者に副作用が増える理由は、薬の数が多いことだけではありません。薬の効き方が加齢とともに変わってくることも影響します。
高齢になると、肝臓や腎臓の働きが低下するため、薬の代謝分解が遅れて効き目が必要以上に長引いたり、薬の排泄が遅れて薬が体内に長く残ったりします。そのため薬が効き過ぎてしまうのだそうです。


いつもの薬が危ない? “多剤服用” の危険性副作用を避けるには「多すぎる薬は減らす」が鉄則です。そのポイントは、まず薬の優先順位を考えること。そのうえで「本当に必要な薬か」どうかを検討します。
また、控えるべき薬、つまり高齢者が副作用を起こしやすい薬は、できるかぎり避けます。同時に生活習慣の改善も合わせて行います。

薬の数が増えすぎたり副作用を招いたりするのを避けるために、高齢の患者さん自身が心得ておきたいことがあります。
まず「むやみに薬を欲しがらない」ことです。医療機関は病気や健康の相談に行くところであり、けっして薬をもらいに行くところではありません。
病気ごとに異なる医療機関にかかることも多いものです。薬が重複したり増え過ぎたりしないよう、他に使っている薬があれば、その都度正確に伝えましょう。
お薬手帳には自分の薬が記録されるので、1冊にまとめておいて受診ごとに見せることがすすめられます。かかりつけ薬局やかかりつけ医をもち、自分の病気と薬をすべて把握してもらうのもよいとのことです。



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配信 Willmake143

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