筋肉の老化

2018-09-19

筋肉の老化
筋肉の老化2018年9月17日に放送されたNHKきょうの健康のテーマは、筋肉の老化でした。解説されたのは、東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授です。
筋肉の老化・サルコペニアとは、加齢や生活習慣などの影響によって、筋肉量が急激に減少してしまう状態をいいます。筋肉量が減少すると、歩く速度が低下し、着替えや入浴などの動作が行いづらくなります。体のバランス機能が悪くなり、転倒・骨折の危険性も増してきます。特に高齢の女性では、すでに骨粗鬆症を発症している人も少なくないため、骨折の危険性が高くなります。また、糖尿病や感染症なども発症しやすくなり、死亡率を高くすることもわかってきているそうです。
世界各国で調査された複数の大規模な統計から、高齢者の6〜12%がサルコペニアであると考えられており、特に75歳以上で急増しているそうです。サルコペニアは、介護が必要な寝たきりへの入り口ともいえる状態のことです。高齢期を元気に過ごすために、3つのサルコペニア対策が注目されていると解説されていました。



筋肉の老化


筋肉の老化全身の筋力が低下するサルコペニアでは、噛む筋力も低下します。しっかり噛むことができなくなると、軟らかいものばかりを食べるようになり、噛む筋力がさらに低下する、という悪循環に陥りがちになるので、口のサルコペニアには、特に注意が必要です。
日本老年医学会は、2014年に「健康」と「要介護・寝たきり」の間の状態をフレイルと名付け、社会全体でフレイル予防に取り組むことが重要であるとしています。
サルコペニアが起こると、このフレイル状態に進む可能性が非常に高くなるので自分なりの方法で筋肉の老化を防ぎ、要介護や寝たきりを予防しましょうと番組ではいっていました。

配信 Willmake143

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