人間の体が“サビる”のをご存知ですか?

2018-08-18

人間の体が“サビる”のをご存知ですか?
人間の体が“サビる”のをご存知ですか?週刊朝日2018年8月17・24日合併号に「食事でつくるサビないカラダ」という記事が載っていました。
人間が呼吸で取り込む酸素のうち約2%が、活性酸素に変化すると言われています。
米・ハーバード大学でがんや免疫について研究した麻布医院の高橋弘院長は記事の中でこう述べています。


人間の体が“サビる”のをご存知ですか?「体内の活性酸素は外から入ってきたウィルスや細菌を殺す役割があるので、ある程度は必要です。
体内には活性酸素を分解する機能がありますが、過剰に増えると処理が追いつかなくなります。
活性酸素には非常に毒性が強いものもあり、遺伝子を傷つけてガンを発症・促進させます。
また、悪玉コレステロールを酸化して動脈硬化を進行させ、神経細胞を傷害してアルツハイマー型認知症の原因になることもあるのです」。
女性の場合、体の酸化が顕著に表れるのは閉経後です。「過剰な鉄分は体内で毒性の強い活性酸素を発生させますが、月経で血中の鉄分を放出しているので、閉経前の女性は男性よりも病気になりにくい」と高橋院長はいっています。



人間の体が“サビる”のをご存知ですか?では、どうやって活性酸素に対応していけばいいのか。注目されているのが「ファイトケミカル」です。
ファイトケミカルの一種であるポリフェノールに強い抗酸化作用があり、動脈硬化を予防する効果があることを発見した板倉弘重・日本ポリフェノール学会理事長は、植物の力をこう説明しています。
「植物は動物のように日陰や雨風をしのげる場所へ移動することができません。紫外線によって発生する活性酸素や雨風など激しい天候の変化や外敵から身を守るために、ファイトケミカルを作り出すのです。
例えばブドウは、虫に実をかじられないように、実の周りをポリフェノールが含まれる皮で覆って内部を守っています」。
ファイトケミカルは、いろんな野菜や果物に含まれています。
たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素と食物繊維に続く、「第7の栄養素」とも言われるファイトケミカルは、体内では作り出すことができないので、食事で摂取する必要があります。
例えばポリフェノールは苦いが、お茶やコーヒー、ワインやチョコレートなどの嗜好品を通じてだと取りやすくなります。
長年抗がん剤の研究をし、ノーベル賞候補ともいわれる熊本大学の前田浩名誉教授の「最強の野菜スープ」(マキノ出版)によると、
野菜をゆでてスープにすれば「10〜100倍」も抗酸化力が高まると書いてあります。ファイトケミカルを上手に使って、サビないカラダをつくりましょう。

配信 Willmake143

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