銀歯の寿命は8年!

2016-05-27

銀歯の寿命は8年!
銀歯の寿命は8年!週刊文春2016年5月26日号が 「銀歯の寿命は8年!」 と題した記事を載せていました。
記事のはじまりは 「虫歯を治療して、銀歯をつけている人は多いだろう。保険適用になっており、安価で耐久性もあると考えられている。ところが、海外ではほとんど使われてお らず、歯科医も本音ではセラミックの方がいいと語る。いったい銀歯にどんなリスクがあるのだろうか」というものでした。

日本歯科大学附属病院総合診療科の北村和夫教授は次のように解説していました。
「いわゆる銀歯とは、正確には金銀パラジウム合金という合金です。まず、健康保険適用対象のため、個人の負担が軽微で済むというメリットがありま す。また、強度も高いため、今も歯科治療の中心として使われている」。
こう解説した上で、再発リスクについて 「シルバーのネックレスに汗が付着すると黒く酸化するのと同じように、銀歯も口腔内で劣化します。私たちの患者さんの来院頻度を分析すると、詰め物をした 歯は平均5年程度で、かぶせもの(歯を全て覆う銀歯)をした歯は平均8年程度で再治療が必要になっています」 と指摘しています。


銀歯の寿命は8年!
別の歯科医師は、銀歯は特に歯の欠損リスクが高いと述べています。歯は噛み合わせるようなタテの力には非常に強いが、ヨコからの力には弱い。特に 歯ぎしりをする習慣がある人や、顎の骨が強くて噛み合わせる力が強い人の口内に硬い銀歯が入っていると、自分の歯は多少しなるのに、銀歯は “くさび” のように動かないため、銀歯より柔らかな自分の歯のエナメル質などが削られてしまう。
銀歯を入れているために、気づかないうちに自らの歯にクラック(破折)が入ってしまうことも珍しいことではないそうです。
また北村教授は、海外では “メタルフリー” という概念が一般的で、口腔内に金属を入れるリスクはすでに広く知られており、加えて審美的にも金や銀を入れることは忌避されていることも紹介していまし た。

銀歯にはリスクがあり、保険適用でないセラミックを使った治療法は高額です。自分にあった治療法、予防法をしっかり選んでほしいと記事の最後には 書いてありました。

配信 Willmake143

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